revival
The Revival / Tony! Toni! Tone!
 Wing '90

トニ・トニ・トニの2ndアルバム『The Revival』。
コレは当時リアルタイムで聴いていたアルバム。アイドル的なスタンスでデビューしたトニーズだが、この2ndではバンド・スタイルに移行、デビュー作を手掛けたフォスター&マッケルロイの関与は3曲のみに留め、アルバムの大半をセルフ・プロデュース。バンドと言っても、ここではまだ打ち込みも目立っているが、人力と打ち込みをうまく取り合わせた生っぽいグルーヴ感は、当時はあまりなかった類のものだと思う。時期が時期だけに、ニュー・ジャック臭がキツい曲もあるが、トニーズがアーティスティックな姿勢を初めて打ち出した作品として重要。
アルバムの1曲目の「Feels Good」は、バリバリのニュー・ジャック・ナンバーで時代を感じさせるが、2曲目以降はファンク臭漂うミドル「All The Way」、タワー・オブ・パワーの同名曲をフックに流用した、ラップ入りのファンク・ナンバー「Oakland Stroke」、臭みたっぷりのミッド・ファンク「The Blues」、JB's「Givin' Up Food For Funk」をサンプリング、「Pass The Peas」「Sex Machine」などのフレーズも引用したルーズ・ファンク「Let's Have A Good Time」と、アルバム前半は彼らの出自であるベイエリアのムードを感じさせる90年代型ファンク・サウンドを展開。
中盤以降は、アップ系の曲は今聴くとあまり面白さを感じないが、ラファエルの青臭いヴォーカルに胸が締めつけられるスロウ・ジャム「It Never Rains(In Southern California)」、ドウェインがリードを取るスロウ「Whatever You Want」などのバラード系は好曲多し。