need of love
The Need Of Love / Earth,Wind & Fire
 Warner Bros. '71 

アースのワーナーからの2ndアルバム『The Need Of Love』。
1st同様にファンク/ソウル/ジャズ/ロックのゴッタ煮グルーヴで、こういうカテゴライズしづらいサウンドでは、当時商業的に成功しなかったのも無理はない。しかし、レア・グルーヴ的な旨味はたっぷり。雑多で混沌とした音楽だが、こういったキャリア初期の様々な実験を経て、アースの音楽は徐々に洗練され完成されていくことになる。
初っ端の「Energy」から非常に強力。アフロ・スピリチュアルなジャズ・ファンク・チューンは、後のアースのメンバーも関与したファラオズにも通じるサウンド。メロウなジャジー・ソウル・グルーヴの「Beauty」は、後のスタイルへの繋がりを感じさせる。迫力のあるファンク・ロック・ナンバー「I Can't Feel It In My Bones」もなかなかカッコいい。女性ヴォーカルの「I Think About Lovin' You」は、コロンビア時代のバラード路線の雛型と言えそうな曲。ラストのダニー・ハサウェイ「Everything Is Everything」のカバーも強力なジャズ・ファンク・チューン。モーリスは同郷でデビュー時期も近いダニーの動向を意識していたに違いないが、ダニーの稀代の名盤『Live』のドラムスが、モーリスの弟で後にアースに加入するフレッド・ホワイトだというのも、両者の浅からぬ縁を感じる。