one way love affair
One Way Love Affair / Sadane
 Warner Bros. '81 

ジェイムス・エムトゥーメイとレジー・ルーカスが送り出した男性シンガー、マーク・サダーンの1stアルバム『One Way Love Affair』。
本作は80年代前半のソウル・アルバムとしては、かなりの上位に入る傑作。エムトゥーメイ&ルーカスのプロダクションが冴えるモダンでアーバンなサウンド、サダーンの骨太で色気のあるヴォーカルが素晴らしい。ジャケットに写るサダーンは何だか妖しい雰囲気だが、黒汁滴る濃密なR&Bアルバムに仕上がっている。
アルバム冒頭を飾るタイトル曲「One Way Love Affair」がまずもって素晴らしいスロウ。スロウ系は他に「Never Gonna Stop This Heart Of Mine」「Love Can't Wait」があり、いずれも良い出来だが、やはり「One Way Love Affair」が頭一つ抜けている。ダンス・ナンバーは「You're The One For Me」「The Fool In Me」「Girl Come On(Let's Get It On)」「Make Up Your Mind」など粒揃いで、バラード・ナンバー以上にエムトゥーメイ&ルーカスらしいサウンドを楽しめる。その他、フォー・トップス「Standing In The Shadows Of Love」のカバーや、一際重心低く構えたファンク・チューン「Sit Up」など、駄曲なしの良盤。