haze
Haze
 Moonspell '78 

ミネアポリスの大型ファンク・バンド、ヘイズ。
プリンスのデビュー作『For You』と同じ78年にリリースされた本作は、このバンドの2ndアルバム。この時点で、ホーン・セクションも含めて総勢13人というかなりの大所帯。
同郷とはいっても、本作のマスタリングを手掛けているのがデイヴィッドZということぐらいしかプリンスとの関連性はなさそうだが、アルバムの内容の方も、後のミネアポリス・サウンドに繋がるよう感じはなく、当時の多くのファンク・バンド同様にアース・ウィンド&ファイアの影響が色濃い。シャープで鮮やかなホーン・セクション、メロウでダンサブルなファンク・グルーヴ、ドリーミーなファルセット・リード&コーラス・ワークは、まさにアースのソレ。これだけの大人数で繰り出すバンド・アンサンブルは流石に迫力があり、単なるフォロワーに終わらない出来の良いアルバムになっている。
アルバムはグルーヴィーな爽快ダンサー「I Need Somebody」で上々のスタート。アース譲りのコーラス・ワークでキメるドリーミー・メロウ「Love Keeper」、これもアースっぽいブラジリアン風味混じりのダンサブルな「Music Is My Life」、ポップに弾む極上ミディアム「I've Got A Song To Sing」、タイトルどおりのパーティー・ファンク「Let's Have A Party」、例のコーラス・ワークが爽やかに吹き抜けるブリージー・チューン「Let The Disco Funk Your Mind」、「That's The Way Of The World」ばりにファルセットが舞うメロウ・ミディアム「Love Rhyme」、柔らかなポップ・ソウルの「Faces,Trces,Proud」、ブレイクウォーターの同名曲を思い起こさせるブライトなスロウ「Time」と良曲揃い。
再発盤CDにはボーナス・トラックを4曲収録。スペイシーなシンセを敷き詰めたダンス・ナンバー「Loud And Proud」、ファルセット・リードが歌い上げるバラード「I'm In Love」、アッパーなディスコ・ファンク「Players In The Night Parade」、コーラス・ワークが映えるミディアム・ナンバー「Joy Of My Life」と、アルバム本編に引けを取らない。