brick
Brick
 Bang '77 

アトランタの最重要ファンク・バンド、ブリック。
イナタ過ぎるジャケットもこのバンドらしい2ndアルバムとなる本作は、1st『Good High』と並ぶ彼らの代表作。
前作からは、ディスコ+ジャズの造語ながらディスコ・ミュージックとは一線を画す骨太ファンク「Dazz」をはじめ、リーダーのジミー・ブラウンの操る管楽器も印象的な完成度の高いファンク・サウンドを聴かせてくれたが、本作も基本的には同路線。
アルバム・オープナーの「Ain't Gonna Hurt Nobody」から完成度の高いファンク・ナンバー。続く「Living From The Mind」もタイトなファンク・チューン。ポップなミディアム・ナンバー「Happy」、太いベース・ラインとジミー・ブラウンのフルートがイカすへヴィー・ファンク「We Don't Wanna Sit Down,We Wanna Get Down」、「Dazz」に続く造語タイトルの「Dusic」は、ディスコ+ミュージック=ファンクな本作を代表する曲。グルーヴィーなミディアム「Honey Chile」、アコギの音色とレゲエのリズムが心地よい異色曲「Fun」、タイトルどおりの朝日のように爽やかなスロウ「Good Morning Sunshine」など、ファンクからスロウまでバランスの良い好盤。