what am i gonna do
What Am I Gonna Do / Gloria Scott
 Casablanca '74 

濡れた眼差しをこちらに向けるジャケットが印象的な、グロリア・スコットの唯一のアルバム。
バリー・ホワイトのプロデュースによる本作、マエストロらしいエレガントなシンフォニック・ソウル・サウンドに、スコットのアンニュイなヴォーカルがしっくり溶け込んでいる。お世辞にも上手い歌手ではないが、シルキーなメロウ・グルーヴとの相性は良い。フリー・ソウル方面では絶大な人気を誇る作品だが、従来のソウル・ミュージック史観では埋もれていたこういう作品に光を当てたフリー・ソウルの功績は無視できない。
「What Am I Gonna Do」「That's What You Say(Everytime You're Near Me)」「(A Case Of) Too Much Lovemakin'」といったメロウ・グルーヴ・ナンバーでの、華麗に舞うストリングス・アレンジと心地よいリズム、憂いを帯びたアンニュイなヴォーカルは抗い難い魅力がある。
「It's Better To Have No Love」「I Think Of You」「Love Me Love Me Love Me Or Leave Me Leave Me Leave Me」「I Just Couldn't Take A Goodbye」などのバラード曲では、さすがに歌い手としての力量不足は否めず、やや退屈に感じる部分はあるが、メロウな雰囲気はアルバム全体の統一感を高めている。