funk upon a rhyme
Funk Upon A Rhyme / Kokane
 Ruthless '94 

NWA周辺から出てきてキャリアをスタートさせたコケインの1stアルバム『Funk Upon A Rhyme』。
当時の西海岸はGファンクが猛威を奮っていたが、本作はGファンクのメイン・インフルエンスであるPファンクに肉迫している。アバヴ・ザ・ロウのコールド187umによるトラックは、Pファンクをサンプリングするといったレベルの話ではなく、生楽器も多く取り入れたサウンドにはPファンクのグルーヴが宿っている。コケインはラップと同等かそれ以上に歌っているが、ヨレたヴォーカルはクリントンを彷彿とさせる。
冒頭の「Ridin' On The Funk」から、Pファンク風のコーラスにへヴィーにウネるグルーヴのファンク・トラック。「From The Funk To The Back」もシンセがチープなコンピューター・サウンドを奏でるPな1曲。へヴィーなミッド・ファンク「Mo' Water」ではレッチリ「Give It Away」のフレーズも飛び出す。重いビートのスロー・ファンク「I Need Representation」、ハニー・ドリッパーズ「Impeach The President」の定番ビートを敷いた「My Day Is Coming」、ワサワサした集団ヴォーカルに強力ファンク・ビートの「All Bark No Bite」、シンセ・ベースがズブズブと沈み込む「Bakin' Soda Free」、ブーツィーズ・ラバー・バンド「Munchies For Your Love」使いの気怠いスロー「No Pain No Gain」、ラガマフィン風のラップを聴かせる「Funkinmuffin」、ファンカデリック「Get Off Your Ass And Jam」や、オハイオ・プレイヤーズ「Sweet Sticky Thing」のフレーズを歌う「Shit,Goddamm」、重量級ファンクの「Don't Bite The Phunk」など、Pファンク好きならかなり楽しめる作品。