in the jungle babe
In The Jungle, Babe / The Watts 103rd Street Rhythm Band
 Warner Bros. '69 

チャールズ・ライト率いる、やたら長くてカッコいい名前のワッツ103rdストリート・リズム・バンド。
この時点でのメンバーには、ジェイムス・ギャドソン、レイ・ジャクソン、メルヴィン・ダンラップの、ビル・ウィザーズ『Still Bill』参加組の他、後にアース・ウィンド&ファイアにギタリストとして加入するアル・マッケイも名を連ねる。ギャドソン、ジャクソン、マッケイは、マイク・ジェイムス・カークランドの裏ニュー・ソウル名盤『Hang On In There』にも参加していたりと、西海岸のファンク/ソウル・シーンを支えるミュージシャンを多く輩出した名バンドだ。
本作『In The Jungle,Babe』は、このバンドらしい、ユルくモタったファンキーなグルーヴが楽しめる傑作。臭みたっぷりのイナタいミディアム・ファンキー・ナンバー「Till You Get Enough」、ウィルソン・ピケットの有名曲のカバー「I'm A Midnight Mover」、ドアーズ「Light My Fire」のレイジーなカバー、スライ「Everyday People」は大胆に改変したファンク・チューンで、原曲の面影はほとんどない。
パーカッシヴなホーンが打ちつけるファンク「Must Be Your Thing」、次作『Express Yourself』でも再演する、ギャドソンがヴォーカルを取る「Love Land」は多幸感溢れるメロウでグルーヴィーな名曲。スローでルーズなファンク・グルーヴの「Oh Happy Gabe(Sometimes Blue)」、勢いのあるジャンプ・ナンバーのエドウィン・スター「Twenty-Five Miles」のカバー、「The Joker(On A Trip Through The Jungle)」はイカしたファンキー・インスト。