zony mash
Zony Mash / The Meters
 Sundazed '03 

組体操ジャケが最高な本作は、ミーターズのジョシー時代のシングル・オンリー曲や未発表曲を集めた編集盤。
60年代末~70年代初頭の、4人のメンバーが生み出した魔法のグルーヴがたっぷり詰まった本作は、ジョシー時代の3枚のオリジナル・アルバムと同等の価値がある。本作収録曲の大半は、オリジナル・アルバムCDにボーナス・トラックとして追加収録されていたり、90年代にラウンダーから出た2枚の編集盤『Good Old Funky Music』『The Meters Jam』でも聴くことができるが、70年前後のジョシー時代の曲で編まれた本作は非常に纏まりが良く聴き応え抜群。
太いグルーヴを叩き出すドラムスと地を這う黒いベース、噛みつくようなワウ・ギターが強力な泥臭いファンク「Zony Mash」、タイトに纏まったファンク・チューン「I Need More Time」、バカラック・ナンバーのカバー「The Look Of Love」、トグロ巻くようなグルーヴの渦に飲み込まれる「A Mesage From The Meters」、ブーツィーよりもかなり早かった「Stretch Your Rubber Band」は、伸縮自在のグルーヴが堪らない。
珍しくサックス入りの「Soul Machine」は、サム&ソウル・マシーン「Gospel Bird」のミーターズ版。螺旋状の粘着グルーヴが気持ちいい「(The World Is A Bit Under The Weather)Doodle-Oop」、アフロでサイケデリックなムードもある強力ファンク「Good Old Funky Music」は、タイトルも似たファンカデリック「Good Old Music」なんかにも通底する感触があるような。
「Sassy Lady」は「Grass」というタイトルでも知られるグルーヴィー・ファンク。「Borro」も「Sassy Lady」と同系統だが、こういった軽くジャムってみたような曲を聴けるのも嬉しい。「Groovy Lady」はドラムスがグルーヴを牽引。アートが単独でヴォーカルを取るファンキー・ソウル「Funky Meters Soul」と、遮二無二突進する「Meter Strut」は、何故かタイトル表記が逆になっている。