Purdie Good! / Bernard Purdie
Prestige '71
ジャズ・ファンク/ソウル界隈のファースト・コール、バーナード・パーディーの71年のリーダー作『Purdie Good!』。
この頃のパーディーは、アレサ・フランクリン&キング・カーティスのフィルモア・ライヴで白人聴衆相手にダチーチーしまくって広く名前を売った頃。ライヴにレコーディング・セッションにと、ますます多忙を極める合間を縫って録音されたと思しき本作は、オリジナルとカバーが半々の全6曲という構成だが、パーディーはもちろんゴードン・エドワーズをはじめとするメンバーも含めて、演奏には一切手抜きなしの極上ジャズ・ファンク・グルーヴ盤。
JB「Cold Sweat」のカバーは、パーディーのファットバック・ドラム炸裂の強力にグルーヴィーなジャズ・ファンク・チューン。パーカッションとベースの導入からグルーヴが溢れ出すソウル・ジャズ「Montego Bay」、タイトル曲「Purdie Good」は、グルーヴィーにウネる極太ベースとパーディーのドラムスが堪らなくファンキー。
まったりとしたグルーヴを垂れ流す「Wasteland」、ボビー・ウォマックも取り上げていた「Everybody's Talkin'」は、ややカリブっぽい雰囲気があるのが面白い。アルバム・ラストの「You Turn Me On」は軽快にグルーヴするソウル・ジャズ・ナンバー。
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