cymande
Cymande
 Janus '72 

カリブやアフリカ系移民が中心となりロンドンで結成された、ゴッタ煮ファンク/アフロ/カリビアン・バンド、サイマンデ。
70年代にリリースした3枚のアルバムは、いずれもアーシーで真っ黒けなアフロ・ファンク・サウンドで埋め尽くされた必聴盤だが、なかでも1stアルバムとなる本作はレア・グルーヴ名盤として名高い作品。
同傾向のバンドとしては、ワンネス・オブ・ジュジュやラファイエット・アフロ・ロック・バンドなどがあるが、ワンネス・オブ・ジュジュよりはスピリチュアル・ジャズ色抑え目でファンク寄り、ラファイエット・アフロ・ロック・バンドほどは整理されておらず土着的といった感じで、個人的にはなかなか好みのサウンド。
パーカッシヴで土着的な蒸留アフロ/レゲエ・ファンク・サウンドの「Zion I」、ゆったりとした大陸的なインスト「One More」、ドラムスとベースがグルーヴィーにウネるアフロ・ファンク「Getting It Back」、まったりウネウネとグルーヴする「Listen」、「Rickshaw」は土臭いパーカッションと重いベースが呪術的なグルーヴを生むアフロ・ファンク・ナンバー。
幻惑的なムードの長尺アフロ・ジャズ・ファンク・チューン「Dove」と、クライド・スタブルフィールドみたいなドラムスと分厚いホーン・セクションのグルーヴィーなファンク・ナンバー「Bra」は、ともにレア・グルーヴ・クラシックとして輝きを放つ名曲。クールなグルーヴがカッコいいジャズ・ファンク「The Messge」、グルーヴィー・アフロ/カリビアンな「Rastafarian Folk Song」など、聴きどころ多い傑作アルバム。