wake up everybody
Wake Up Everybody / Harold Melvin & The Blue Notes
 Philadelphia International '75 

ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツの3rdアルバム『Wake Up Everybody』。
本作ももちろんギャンブル&ハフのプロデュース、ボビー・マーティン、ノーマン・ハリスらがアレンジを手がけ、MFSBが総出でバックアップ。黄金のフィリー・サウンドが堪能できる、1stアルバムにも引けを取らない傑作。
同胞を鼓舞するタイトル曲「Wake Up Everybody」がやはり出色の出来。ニューソウルと歩を一にするメッセージはケニー・ギャンブルの思想を表したもののように思うが、実際はマクファデン&ホワイトヘッドの作曲。テディ・ペンダーグラスの太いヴォーカル、絹の様な肌触りのアレンジメント、ジワジワと昂揚していく展開が鳥肌モノの素晴らしい名曲。
アルバムの他の曲も佳曲揃いで、流麗なミディアム・ナンバー「Keep On Loving You」、女性シンガーのシャロン・ペイジをフィーチャーした「You Know How To Make Me Feel So Good」は、ウィリアム・ディヴォーンのメロウ・フィリー/ニューソウル・クラシック「Be Thankful for What You Got」に通ずるムードのメロウ・グルーヴ。
抑えた進行からサビで大きく盛り上がるドラマティックな「Don't Leave Me This Way」、爽快なフィリー・ダンサー「Tell The World How I Feel About 'Cha Baby」、節くれだったテディのヴォーカルが映えるスロウ「To Be Free To Be Who We Are」、ラストの「I'm Searching For A Love」はシャロンがリードを取るロマンティック・スロウ。