positive vibes
Del Jones' Positive Vibes
 Hikeka '73 

フィラデルフィアのマイナー・レーベル発、アフロ/ファンク/ジャズなレア・グルーヴ作。
主役のデル・ジョーンズは、本作のプロデューサー/ソングライター/アレンジャーとしてクレジットされているが、何者なのか詳しいことはよく分からない。リズム隊が真っ黒なグルーヴを脈々と垂れ流し、その上をコンガ、エレピやギター、フルートやホーン・セクションが怪しく絡み合うレア・グルーヴィーなサウンドは、ワンネス・オブ・ジュジュやラファイエット・アフロ・ロック・バンドよりも更にファンク寄り。
パーカッションとエレピが生々しくウネるアフロ・ジャズ・ファンク「Vibe-Ing Theme」、割りとストレートな骨太ファンク・ナンバー「Needle N' Spoon」、極太ベース・ラインがのた打ちフルートが怪しく囀る、黒々としたロウでサイケデリックなアフロ・ファンク・チューン「Cold Turkey」、パーカッシヴなファンキー・グルーヴ「Soul Of Black Folks」、ドス黒く蒸せ返るようなサイケ・アフロ・ファンク「Court Is Closed」、ルーズに引きずるスロー・ファンク「Inside Black America」、土着的なコンガが効いたアフロ・グルーヴ「Times Are Hard,Friends Are Few」など、ドロドロと黒く澱んだファンクネスに呑み込まれる。
再発盤にはボーナス・トラックを2曲収録。サイケなギターがグシャグシャと蠢く「Big Feet」、堂々たるタイトルで勝負アリのアフロ・ファンク「Afro Funkisms」と、いずれの曲もアルバム本編と比べても遜色ない出来。