puckey puckey
Puckey Puckey : Jams & Outtakes 1970-1971 / Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band
 Warner Bros. '08 

アルバム・タイトルにあるとおり、ワッツ103rdストリート・リズム・バンドの70年~71年に録音された、未発表のスタジオ・ジャム・セッションやアウトテイクを収録したライノ・ハンドメイドからの2CD。
キメのリフだけを決めて、あとは興の赴くまま即興で演奏した、長尺のグルーヴィーなファンク・ジャムをたっぷり収録。こういったジャム・セッションを繰り返しながら曲を煮詰めていく工程は、70年代のファンク・バンドの多くが行っていたのだろうが、まさにその模様を一切の加工なく放り込んだ編集盤で、これは非常に熱く楽しい。チャールズ・ライト仕切りのもと、ジェイムス・ギャドソン、メルヴィン・ダンラップ、ビノース・ブラックモン、レイモンド・ジャクソンなど、西海岸ファンク/ソウル・シーンを支えた練達による演奏は素晴らしいとしか言いようながない。ファンク度、グルーヴィー度ではワッツ・バンドのどのオリジナル・アルバムよりも凄い。
「Puckey Puckey」は30分近くにも及ぶジャムだが、めちゃめちゃグルーヴィーな演奏で飽きることなくずっと聴いていられる。より未整理でラフな感じの「Jam #3」は22分、重いグルーヴのブルージー・ファンク・ジャム「Jam #2」は19分、割りときっちり展開が練られた「Watts Towers」と、ディスク1はこの4曲だけで77分もある。
ディスク2はオーティス・レディング「Hard To Handle」のグルーヴィーなカバー、ブルージーな「Sagittarius」、重量級グルーヴの「Brothers And Sisters」、ミーターズ「Here Comes The Meter Man」みたいな約20分のルーズ・ファンク・ジャム「Jam #2」の他、「I Got Your Love」「Till You Get Enough / Do Your Thing」「Express Yourself」のオルタネイト・ヴァージョンなど11曲を収録。