superfunk
Superfunk / Funk Inc.
 Prestige '73 

名門プレスティッジ・レーベルから5枚のアルバムをリリースしたジャズ・ファンク・バンド、ファンク・インク。
アルバム・タイトルからも自信のほどが窺える本作『Superfunk』は4作目で、プロデュースはデイヴィッド・アクセルロッド。
前作までと比べると、ヴォーカル入りの曲が増え、よりファンクの骨格が露わになってきたという変化はあるが、バンドの持ち味である洗練されきらないイナタいノリは本作でもそのままで、ロウで温かみのあるサウンドはなかなか美味。
このバンドらしいイナタくユルいグルーヴが最高な「Message From The Meters」のカバー、渋いヴォーカルとスモーキーなグルーヴが堪らないジャズ・ファンク「Goodbye,So Long」、土臭い乾いたパーカッションが効いたグルーヴィー・チューン「The Hill Where The Lord Hides」、ボビー・ワトリーがソウルフルなヴォーカルで聴かせる「Honey,I Love You」、ファズ・ギターが暴れる熱いノリのファンク/ソウル・ナンバー「Just Don't Mean A Thing」、バリー・ホワイトのカバー「I'm Gonna Love You Just A Little More Babe」は、ディープなグルーヴに吞み込まれるジャズ・ファンク・チューン。