california funk
California Funk Rare Funk 45s From The Golden State
 Jazzman/Now Again '10 

ジャズマン/ナウ・アゲインのご当地ローカル・ファンク集の第5弾となるゴールデン・ステイト=カリフォルニア編。
今のところ、このシリーズ最新作でおそらく最終作の当コンピ、相変わらずの高クオリティで捨て曲一切なし。黒くディープなファンクに全身泥まみれになりたければ、このシリーズ5枚は必聴。
強烈なブラックネスに呑み込まれるへヴィー・ファンク・チューンのウォーター・カラー「All Bundled Into One」、ドロドロに泥臭くウネるスロー・ファンクの4thカミング「Cruising Down Sunset」、ドープなドラムスが打ちつけるアップル&スリー・オレンジズ「Curse Upon The World」、スーパー・クールかつ激熱なファンク・チューンのLAベア・フォックス「Super Cool Brother」、JB調のファンキー・ソウルのアーサー・マンデイ「What Goes Around Comes Around」、チャッキー・サーモン「Turn It Over」はラテン混じりの乾いたパーカッシヴ・ファンク。
ワウ・ギター掻き毟るグルーヴィー・ファンクのカリフォルニア・ゴールド・ノーツ「W.B.302」、分厚いホーン・セクションが効いたタフなファンク・ナンバーのレイ・フレイジャー&シェイズ・オブ・マッドネス「I Who Have Nothing(Am Somebody)」、強力ドラム・ブレイク搭載のラグドなファンクのロン・シルヴァ「Get It Right」、グルーヴィーなラテン・ファンクのエンリケ・オリヴァレスの「Al's Place」「Arriba Tipo」、グシャグシャのワウ・ギターがダーティーなJ.G.D.&ニュー・ブリード「North Richmond Breakaway」、タイトなグルーヴがイカすジョン・ハーツマン&サークルズ「Talking About My Baby」、キング・ソロモン「Politician Rag」はドカドカ踏み鳴らすドラムスにクールなフルートと語りが乗るファンク・ナンバー。
ルーズなノリでモタるミッド・ファンクのビリー・ラーキン&デレゲイツ「Funky Fire」、アーシーなグルーヴのレオン・ガードナー「Farm Song」、ホーン・アレンジもカッコいいJB調のリル・ラヴェア&ファビュラス・ジェイズ「Cold Heat」、屈強なリズム・セクションを従えたシスター・ファンクのデロレス・イーリー&ケニヤッタズ「Honeydripper」、イカツいベース・ラインが強力なウィンター「Bones」、タイトなファンク・グルーヴがかなりカッコいいエドワーズ・ジェネレーション「Smokin' Tidbits」、ラストのMr.クリーン&ソウル・インクによる「What's Going On」カバーまで、非常に楽しめる1枚。