go all the way
Go All The Way / The Isley Brothers
 T-Neck '80 

70年代をトップ・ファンク・バンドとして駆け抜けたアイズレーの、80年代の幕開けとなるアルバム『Go All The Way』。
78年の『Showdown』あたりから、ディスコ時代に対応かつ対抗すべく、ソリッドでダンサブルなファンクへと移行していったアイズレー兄弟。本作もそういった流れの中にある作品で、楽器担当の年少3人がメキメキ頭角を現すと共に発言権を増し、本作は年少組がかなりの部分イニシアティブを握ったと思われる。特にクリス・ジャスパーのテイストが色濃く反映されているようで、非常に聴き応えのある作品に仕上がっている。
ダンサブルでゴリゴリの骨っぽさもあるタイトル曲「Go All The Way」や、へヴィーでゴツゴツしたリズムが全盛期を思わせる「Pass It On」といったファンク・ナンバーももちろんイイが、本作のハイライトは何と言っても、極上グルーヴィー・ダンサー「Say You Will」。爽快なスムーヴの上にに垂れ流されるアーニーのギターも最高な、気持ち良過ぎるクルージング・ナンバー。更に「Here We Go Again」もブライトでメロウなミディアムで素晴らしい。
ヒット・シングルとなった「Don't Say Goodnight」は、ロナルドの艶っぽいヴォーカルにトロトロに蕩けさせられるミッドナイト・スロウ・ジャム。「The Belly Dancer」はややディスコ・テイスト強めのダンス・ファンクだが、スレイヴ「Just A Touch Of Love」を思わせるようなクールで硬質なグルーヴがアイズレーとしては異色。