you shouldnt nuf bit fish
You Shouldn't-Nuf Bit Fish / George Clinton
 Capitol '83 

70年代末からトラブルが相次ぎ、80年代初めには呆気なく一家離散してしまったPファンク軍団。
何とかキャピトルとのディールを新たに取り付けるも、契約上の問題かパーラメント/ファンカデリックの名前を失ったクリントンは、背水の陣でジョージ・クリントン名義のアルバムを制作。ゲイリー・シャイダーやデイヴィッド・スプラドリーら配下に残った僅かな手勢と、付かず離れず微妙に距離を置くブーツィーやジュニーも引っ張り込んで『Computer Games』をリリース。ここから「Atomic Dog」がまさかの一発逆転・特大ヒットを記録。またぞろ勢いづいたクリントンは、Pファンク・オール・スターズ名義の『Urban Dancefloor Guerillas』を挟んで、ソロ第2弾となる本作『You Shouldn't-Nuf Bit Fish』をリリース。
『Computer Games』同様、シンセサイザーを駆使したエレクトロ・ファンク・アルバムだが、「Atomic Dog」のような強力なインパクトを持つ曲はなく、悪くはないがあまり印象に残らないアルバム、というのが正直なところ。
「Nubian Nut」はクリントンが端正なラップを聴かせるエレクトロ・ファンク。「Quickie」はブラックバードのギター・リフが耳にこびり付く後期ファンカデリック調。ブーツィーが絡んだ「Last Dance」はデイヴィッド・ボウイの大ヒット曲「Let's Dance」のフレーズを引用。「Silly Millameter」はヒートウェイヴ「Boogie Night」のフレーズを拝借したブギー・ファンク。ポップな曲調の「Stingy」、タイトル曲「You Shouldn't-Nuf Bit Fish」はスペイシーなエレクトロ・サウンド。