gotta be
Gotta Be / Rad.
 Soulciety '93 

フィリピン生まれ、カリフォルニアはオークランド育ちの女性鍵盤奏者、ラッド。
結婚を機にドイツのハンブルグに移住、夫が起こしたレーベル、ソウルサイエティからリリースした1stアルバムが本作『Gotta Be』。
ベイエリアで音楽活動をしていただけあって、出てくる音は彼の地伝統のファンク/ソウル/ジャズ/ラテンを美味しく折衷したサウンド。タワー・オブ・パワーからデイヴィッド・ガリバルディとホーン・セクションが参加しており、ベイエリア・ファンク臭は濃いめ。そこに、UK/アシッド・ジャズ的な口当たりの良さが付け加えられたような雰囲気で、非常に聴きやすく気持ちいいアルバム。ラッド自身の演奏はもちろん、ヴォーカルもなかなかイイ。
1曲目の「Gotta Be」から、ガリバルディらしいドラム、分厚いホーン・セクションのベイエリア・ファンクで嬉しくなる。タイトなグルーヴを繰り出すジャズ・ファンク・チューン「Trippin'」、ほの温かい西海岸ソウル「Digging The Bay」、まるでタワー・オブ・パワーがりそうなミドル・テンポのファンク「Come My Way」、クラブ・サウンドに接近したファンキーなインスト「432f」、グルーヴィーな「Never Say Never」、ジャジーな「Venus Drops」、ラテン・タッチの「So Complete」、泥臭くウネるミッド・ファンク「Sister」、抑制の効いたジャジー・グルーヴ「Lately」と、ファンク好きからライト・リスナーまで楽しめる1枚。