all time best

フェイバリット・アルバム100選。最後はNo.1-10までの10枚。
上位10枚は誰もが認める歴史的名盤ばかり。チョイスにあまり面白味は無いけれど、やっぱり良いものは良い。
そんな王道中の王道の10枚だが、そのなかでもスライ、Pファンク、プリンスは自分にとっての3大インフルエンス。JBを源流とし、スライ-Pファンク-プリンスと連なり、ディアンジェロへと続く革新ファンクの系譜が、自分の音楽の嗜好や遍歴の基軸になっているということを再確認。
(アルバム・ジャケット及びタイトルから過去レビューにリンクしています)

there's a riot goin onNo.1 
There's A Riot Goin' On / Sly & The Family Stone
Release:1971 
自分にとって、不動のオール・タイム・ベスト・アルバム。
初めて聴いた時から約25年、もう何百回と、いや確実に1000回以上は聴きこんだアルバムだけど、今でも聴きまくり。でも飽きることがない、どころか、今だに聴く度に新たな発見があり、それ以上に多くの謎がまだ残されている。一生聴き倒すのは間違いない。

p-funk earth tourNo.2 
Live P.Funk Earth Tour / Parliament 
Release:1977 
Pファンクで1番好きなのは、やっぱりコレ。
パーラメント/ファンカデリック軍団の頂点であると同時に、コレは宇宙史上最高のライヴ・アルバム。ジェローム&ブギーのリズム隊が繰り出す、地を這いウネる超重量級グルーヴ、バーニーの宇宙を飛び回るキレたキーボード&シンセ・プレイ、熱く燃え盛るギター・プレーヤーズ、クリントン、グレン、ゲイリーのヴォーカル陣&コーラス隊など、そのすべてが超弩級のファンク!

sign of the timesNo.3 
Sign Of The Times / Prince 
Release:1987 
多分、『暴動』と並んで最も聴いた回数の多いアルバム。
プリンスの創作力が、文字どおり神ってた時期の集大成的な作品。密室ファンクから、ソウル、ロック、ジャジーな曲や荘厳なバラード、ライヴで盛り上がるパーティー・ファンクまで、プリンスの音楽を構成する要素のすべてが詰まった2枚組。80年代後半の殿下の作品は、コレに比肩する名盤がゴロゴロ転がっているのだから、もう黒人音楽史上、いやポップ・ミュージック史上最大の天才と言うしかない。

donny hathaway liveNo.4 
Live / Donny Hathaway 
Release:1972 
個人的には、このアルバムこそ理想的なソウル・ミュージックを体現している作品だ。
グルーヴィーな演奏、ソウルフルなヴォーカル、洗練と適度な汗臭さが絶妙なバランスで同居している。演者の息遣い、聴衆のざわめきや熱狂が、スピーカー越しでもダイレクトに伝わって来るような臨場感も素晴らしい。

mothership ConnectionNo.5 
Mothership Connection / Parliament 
Release:1975 
75年から78年ぐらいまでのパーラメントのアルバムはどれも凄いが、ライヴ盤を除けば本作が最強。
全7曲、すべてが純度100%のPファンク・クラシック。特に「P-Funk(Wants To Get Funked Up)」「Mothership Connection(Star Child)」、そして「Unfunky UFO」と畳み掛けるA面が凄過ぎる。いや、ラスト2曲の「Give Up The Funk(Tear The Roof Off The Sucker)」「Night Of The Thumpasorus Peoples」ももちろん最高だし、脇を固める残り2曲も...。結論、やっぱ全曲最高。

freshNo.6 
Fresh / Sly & The Family Stone 
Release:1973 
本作リリース時、アメリカや日本でどのように評価されていたのかはよく知らない。が、レココレのスライ特集で、『Fresh』以降は余生と切り捨てられていたり、USブラック・ディスク・ガイドでもほとんど無視されていたりと、想像するに、おそらくまともに評価されてこなかったのではないか。
本作に光が当てられ、正当な評価を得るようになったのは90年代以降。それは、90年前後のヒップホップやレア・グルーヴの台頭と無関係ではないハズ。不遇の時代が今となっては信じ難い、現在では『暴動』に匹敵する名盤との評価が定着した作品。
個人的には、正規盤よりも先に聴いてしまった別ミックス盤にも愛着を覚える。

love power peaceNo.7 
Love Power Peace Live At The Olympia, Paris, 1971 / James Brown 
Recorded:1971、Release:1992 
JBでベストを挙げろと言われれば、即答でコレ。ジャボとブーツィーが繰り出す殺気漲るヘヴィー・ファンク・グルーヴの嵐、ソリッドなカッティングとロッキッシュなソロ、ジャジーなオクターヴ奏法まで繰り出すキャットフィッシュ、ハードにブロウするフレッド率いるホーン隊、そして鉄の規律と強烈なリーダーシップでバンドとグルーヴを統率するJBの圧倒的な存在感。
2016年にCDリリースされた完全盤は、ボビー・バードらのソロ・パートなども含むJBレヴューの全容を収めた貴重な音源だが、音の分離がイマイチ。改めてこの92年盤の名編集ぶりを再認識。

curits liveNo.8 
Curtis/Live! / Curtis Mayfield
Release:1971 
70年代前半のカーティスは傑作ばかり、しかもリリース数も多く、それだけで素晴らしいのだが、なかでもこのライヴ盤はとびきりのマスターピース。
ジワジワとグルーヴするバンドの力量も相当なモノだが、やはりカーティスの歌とギターに聴き入ってしまう。土臭く乾いたサウンドに、じんわりと温かいカーティスのファルセットが乗る、ビター・スウィートなソウル・ミュージック。

voodooNo.9 
Voodoo / D'angelo 
Release:2000 
20世紀末、もうファンク・ミュージックは死に絶え、その断片がサンプリングという手段でヒップホップに形を留めるのみと思っていた。そんな時代に現れたラスト・ファンカー、ディアンジェロはファンカティアにとってはまさにメシアのごとき存在。このアルバムはヒップホップをも飲み込んで消化した2000年代最高のファンク・ミュージックであり、『暴動』や『Mothership Connection』といった70年代の偉大なるファンク遺産にも比肩する。

one nation under a grooveNo.10 
One Nation Under A Groove / Funkadelic 
Release:1978 
ファンカでどのアルバムが好きかは、人によって意見が分かれるだろうが、個人的にはコレ。
時代も人種も国境も越え、グルーヴの旗の下に連帯を呼びかけたPファンク・アンセムのタイトル曲以下、剥き出しになったファンク・ビート、練りこまれた密度の高いグルーヴ、奔放なようで緻密に積み上げられたヴォーカル・ワークが素晴らしい。ロック要素は減退しているが、ちょうどいい塩梅で効いている。

No.11-  30はこちら→All Time Best Albums No.11-30
No.31-  60はこちら→All Time Best Albums No.31-60
No.61-100はこちら→All Time Best Albums No.61-100