best of osiris
The Best Of Osiris / Osiris
 Black Pyramid '07 

オサイリス・マーシュ率いるファンク・バンド、オサイリスは、70年代末から80年代半ばにかけて3枚のアルバムをリリースしているが、2ndアルバムの『O-Zone』が怪しげなCDRで出ているだけで、いずれのアルバムも今だにマトモにCD化されていない。マニア垂涎の激レア盤と言われるようなアルバムまでもが続々とCD化されていったなかで、オサイリスのように様々な事情が重なり不幸にも取り残されてしまったバンドもまた数多くある。
本作はオサイリスのベスト・アルバムで、3枚のアルバムからの他、シングル曲も含め14曲を収録。オサイリス・マーシュのヴォーカルはラリー・グラハムっぽいが、Pファンクからの影響大な重心低く構えたへヴィー・ファンク・サウンドを堪能できる。
79年の1stアルバム『Since Before Our Time』からは、スペイシーなシンセとギター・リフがクールなファンク・チューン「Consistency」、グルーヴィーなカッコいいファンク「Gamin'」、スロウの「My Love」、アーバンなライト・ファンク「Damn」の4曲収録。
同じく79年の2nd『O-Zone』からは3曲で、ゴツゴツしたリズムが強力なへヴィー・ファンク「Say You Will」、ノベルティ調の「Travelin Salesman」、そして、ジェローム・ブレイリーがドラムを叩いた正調Pファンク・ナンバー「Fantality」。しかし、これもジェローム独特のグルーヴが炸裂する「Prelude(Is It Clear?)」が未収録なのは残念。
81年の3rd『Osiris The Band!』からは4曲収録。「Gritt On It」はジェロームっぽい間合いのドラミングが曲を支配する、ミューティニー「Lump」を彷彿とさせるゴリゴリで真っ黒けのへヴィー・ファンク。ここでのドラマーはジェロームではない様だが、本家に肉薄するグルーヴを繰り出してくる。「Speedball」はやや都会的な雰囲気のファンク・ダンサー。重量級のゴツいファンク・チューン「The Tower」、哀愁漂うミドル「The Lady Wore Black」もなかなか。
その他、82年のシングル曲「Fun」はワサワサした雰囲気のパーティー・ファンク、同じく82年のシングル「War(On The Bullshit)」もタイトなファンクでイイ。86年のシングル「The Nite(Total Devastation)」になると、ドラムは打ち込みになっており、さすがにファンクネスは薄まってしまっている。