lil suzy
Li'l Suzy / Ozone
 Motown '82 

80年代前半にモータウンから5枚のアルバムをリリースしたファンク・バンド、オゾンの4thアルバム『Li'l Suzy』。
モータウンということで、何となく中庸なファンク/ソウル・バンドをイメージしてしまうが、本作はエッジの立ったカッコいい秀作ファンク・アルバム。ジャケットに写るモデルがジル・ジョーンズというのもポイント。
何とも気持ちいいテンポでグルーヴするミッド・ファンク「Let The Ozone Take Your Mind」でアルバムはスタート。「Comin' After Your Love」「Funkin' On The One(Make Your Body Move)」は速射砲ホーンズとソリッドなリズムがキャメオを思わせる切れ味鋭いファンク・ナンバー。ゴリッとした感触のイカツいファンクのタイトル曲「Li'l Suzy」、タイトなベースがグルーヴを引っ張るクール・ファンク「Aerobic Jamercise」、臭みのあるナスティー・ファンク「Shake It Down」と、ファンク・ナンバーは粒揃い。
一方で、ギターの爪弾きと柔らかなホーンが爽やかなメロウ・バラード「You'll Never Know How Much(I Love You)」、ポップなリズムの「Ain't Got Far To Go」、ネチッこいリズムで進行するミディアム「She's A Ten」、スウィートなスロウ「I'm Not Easy」と、非ファンク曲も佳曲揃い。80年代ファンクのアルバムとしてはかなりクオリティの高い作品。