santiago
22 Somerset Dr. 1976-1978 / Santiago
 Manufactured '16 

マンドリルのドラマー、ネフタリ・サンティアゴが一時バンドを離れていた76年から78年の間に録音したソロ音源をコンパイルした編集盤。
Discogsによると、本作収録曲のうち、「Feelin' Good」「Land Of The Leaping No No」「Bionic Funk」「Alone Together」の4曲は当時シングル・リリースされていたようで、残りは未発表のまま埋もれていた楽曲ということになる。
マンドリルのようなゴッタ煮感は希薄で、ここでは、よりストレートなファンク/ソウル・サウンド。マンドリルはアルバムに1~2曲あるストレートなファンクが異様にカッコいいのだが、本作はそのカッコいい部分にだけクローズ・アップしたような感じで、なかなか聴き応えがある。デモっぽい音源もあるが、ファンク好きならかなり楽しめる作品。
グルーヴィーに疾走するファンク・ナンバー「Feelin' Good」、クラヴィネットが軋みを上げるブギー・ファンク「Land Of The Leaping No No」、これも這いずるように蠢くクラヴィネットが印象的なファンク・チューン「Bionic Funk」、爽快グルーヴィーな「Alone Together」、妖しげなナスティー・ファンク「Freakin'」、シンプルながらタイトなファンク・インスト「To And From Gamma 4」、ミディアム・グルーヴの「Set It Free」、ポップ/ロック・テイストも混ぜた「Let Out Your Beast」、ほんわかムードのスロウ「Everybody Hears But Nobody Listens」など、佳曲揃い。