p funk guitar army
P-Funk Guitar Army Tributes To Jimi Hendrix Vol.1
 P-Vine '94 

本作はPヴァインが企画、クリントン監修によるジミ・ヘンドリクスのトリビュート・アルバム。
ファンカデリックのオリジナル・メンバーであるエディ・ヘイゼルをはじめ、歴代のリード・ギタリストがことごとくジミの影響下にあったPファンク軍団だけに、この企画には納得。とは言え、エディ・ヘイゼル、マイケル・ハンプトン、ブラックバードの3人以外は、Pファンク系ではないギタリストのよう。ジミの曲のカバーはひとつもなく、すべてオリジナル・ナンバーだが、アルバムの隅々までジミの匂いが染みついている。
エディの「Purple Hazel」は、彼の追悼盤『Rest In P』にも入っていた曲だが、本作にも収録されるのは必然と言えるし、ともかく凄まじくカッコいい曲なのだから文句の付けようもない。
ハンプトンは「Positivity」「Funky Kazoo」の2曲。いずれも全ての演奏を自らこなすマルチ・ミュージシャンぶりを発揮、ロックな前者、ファンキーな後者ともども、キッド・ファンカデリックの面目躍如。
ブラックバードの「Pleasure With The Dirt Devil」はハードなギターが呻りまくるブラック・ロック・チューン。もう1曲ブラックバードの「Fly On」は『Dope Dogs』のオープニングを飾った、ギター垂れ流しの正調ファンカデリック・ナンバー。
その他のギタリストは、よく分からない人ばかりなのだが、ジェイムス・グラス&ザ・ゲット・トゥ・ゲティン・バンドの「Look Now Baby」はブルース・ロック・ナンバー、「Got To The Gettin'」はワウ・ギターをワシャワシャ掻き毟るファンク・ロック。ラス・ケンテ「The Wind Cries Colors」は土臭いアフロ・パーカッションと爽快なギターの音色の対比が際立つプリミティヴなミドル・ナンバー。ランダル・リンチ&アレン・リンチの「Future Past」「Should'a Known」は、ストレートにジミをトレースしたようなハード・ロック。デトロイトのDJだというポイント・ブランクの「Debbie Does The Voodoo Child」は、ジミの「Voodoo Chile」を解体~再構築したボム・スクワッド的なトラックに、ラス・ケンテがハードなギターを乗せる。