brand new heavies
The Brand New Heavies
 Acid Jazz '90 

UKの黒白混合ジャズ・ファンク・バンド、ブラン・ニュー・ヘヴィーズの1stアルバム。
本作のオリジナル盤はバンドによるインスト・ナンバー6曲に、女性シンガーのジェイ・エラ・ルースをフィーチャーしたヴォーカル・トラック3曲を加えた計9曲を収録。
その後、新たにエンデア・ダヴェンポートを起用し、ヴォーカル・トラックを録り直し、更に「Never Stop」を追加した全10曲入りのアルバムとして再編。アメリカ及び日本ではこの10曲入りヴァージョンでリリースされた。当時購入したのはもちろん10曲入りの日本盤。生音のファンキーなサウンドに飢えていた自分にとって、JB'sあたりをメイン・インフルエンスとするジャズ・ファンク/レア・グルーヴな本作のサウンドは堪らなく気持ちよく、本当にめちゃくちゃ聴きまくった。
今改めて聴くと、どこかで聴いたような曲・フレーズが匿名的な印象を感じさせ、70年代のファンク/ジャズ・ファンクを聴いていれば事足りてしまうのも事実だが、懐かしさも相まって抗えない魅力を今も宿している。
インスト・ナンバーは、渋めのジャズ・ファンク「BNH」、JB's調のギター・カッティングとホーンの「Gimme Some Of Those」、オルガンが効いたルーズなスロー・ファンク「Put The Funk Back In It」、ファンキーなギター・リフを掻き鳴らす「People Get Ready」、不穏なムードのジャズ・ファンク・チューン「Sphynx」、ドラムが転がるようなグルーヴを牽引する「Shakedown」など、70年代ファンク/ジャズ・ファンクへの憧憬から生まれた趣味性の強い作品で、このバンドの本質が露わになっている。
一方でヴォーカル曲は、ダンサブルな「Dream Come True」、グルーヴィーな「Ride In The Sky」「Stay This Way」、そして「Never Stop」と、ポップでオシャレな雰囲気で、より広い層へとアピール。