昨年のバーニーに続き、偉大なファンカーがまた1人...

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 オハイオ・プレイヤーズ~Pファンクと渡り歩いた異才、ウォルター“ジュニー”モリソン。
ウェストバウンド期のオハイオ・プレイヤーズの音は、ほぼジュニーの音と言ってもいいぐらいで、奇妙に捻じれたギトギトに粘りつくファンクはあまりに異様で奇怪。この頃のオハイオのサウンドは実はちょっと苦手だったのだが、最近になってようやくその良さが分かるようになってきたところだった。

ブーツィーやバーニーやもちろんクリントンやら、化け物揃いのPファンクにおいても、ジュニーはその特異過ぎる個性を強烈に見せつけた。何と言っても大ヒット・アンセム「One Nation Under A Groove」「(Not Just)Knee Deep」 を生み出したという後期Pファンク最大級の功績。オハイオ時代も「Funky Worm」の大ヒットを出しているが、これらの曲はいずれもヒット曲というだけでなく、後のヒップホップにも大きな影響を与えることになる重要曲。

作曲、アレンジ、プロデュースもこなすマルチ・ プレイヤーであり、特にその変態的なアレンジ・センスなど、後のプリンスに通じるものもあるし、ファンクの歴史上においても稀有な才能だと思うのだが、とにかくあまりにも過小評価されてしまっているのが残念。ジュニーが正当な評価を得られていないのは、ソロ・アーティストとして成功することが出来なかったことも一因だろうか(クリントンのクレジット操作が原因という説もあるが)。

しかし、熱心なファンカティアなら皆知っています。ジュニー、あなたが数多くの素晴らしい曲を作ってきたことを。


pleasurepain
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ギトギトに捻じれたグルーヴが異臭を放つ、SMジャケットも強烈なウェストバウンド期のオハイオ・プレイヤーズ。脱退後に同レーベルから出したソロ作は今だCD化されず、手軽に聴けるにはベスト盤のみ。ソロでも変わらぬ個性を見せつける。


one nation under a grooveuncle jam wants you
motor booty affairgloryhallastoopid
Pファンクではこの4枚。
なかでは、やはり『One Nation Under A Groove』が超名盤だが、ジュニー主導で制作され、もっともジュニー色が濃いPファンク作品。パーラメントの2枚は、ジュニー独特の翳りのあるメロウネスが聴きモノ(特に『Motor Booty Affair』)。


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80年代にコロンビアからリリースしたソロ・アルバム2枚。
このうち特に『Bread Alone』の方は、変態的アレンジ・センスとキュートさを併せ持つ、キモカワ系ファンクの傑作。


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