相次ぐファンク・レジェンドの訃報に、しばし茫然...

clyde

ファンク・ドラムの神、クライド・スタブルフィールド。
60年代後半から70年頃まで、JBのファンク革命を支えた最大の功労者の一人。
 「Cold Sweat」「I Got The Feelin'」「Say It Loud - I'm Black And I'm Proud」「Mother Popcorn」「I Don't Want Nobody To Give Me Nothing」そして「Funky Drummer」などなど、クライドがドラムを叩いたファンク・クラシックは枚挙に暇がない。
特に、70年録音の、ブーツィーとの鉄壁のリズム・セクションは、「Get Up I Feel Like Being Like A Sex Machine」「Super Bad」「Give It Up Or Turnit A Loose」「I Got To Move」など、数々のファンク世界遺産を生み出した。
この70年代初頭にJBが絶頂を極めたのも、クライド、ブーツィー、そしてもう一人のFunkiest Drummer、ジョン“ジャボ”スタークスの3人を擁したからこそ。ブーツィーのベースを引き立てるようにグルーヴを下支えするジャボのドラムに対し、クライドはブーツィーとがっぷり四つに組んでガチンコでやり合い、熱いファンクを叩きだした。
特に、「Funky Drummer」がサンプリングされまくるなど、クライドのドラムが叩きだしたビートは、ヒップホップ以降のブラック・ミュージックの心臓音として今も鳴り続けている。


in the jungle groovefunk power
「Funky Drummer」「Give It Up Or Turnit A Loose」が入ったJBファンクの決定版コンピ『In The Jungle Groove』だが、クライドのドラムを堪能するにはコレだけでは事足りない。『Funk Power』は「Sex Machine」「Super Bad」の2大クラシックの他、「Give It Up Or Turnit A Loose」のちょっと長いヴァージョンが入っているし、「I Got To Move」は両盤で異なるヴァージョン。クライド&ブーツィーの呪術的なグルーヴがグリグリとウネる「Since You Been Gone」は『Funk Power』の他、『Motherlode』にも収録。


foundations of funk
60年代の音源をまとめて聴くには、この『Foundations Of Funk』が重宝する。個人的には「I Don't Want Nobody To Give Me Nothing」の9分超のロング・ヴァージョンが入っているのが嬉しい。「Cold Sweat」はオリジナル・ヴァージョンの他、よりタイトな「Cold Sweat(Alternate Take)」も入っていて貴重。


say it live and loudsex machine
ファンキー・ドラマーっぷり炸裂のライヴ盤2枚。
『Say It Live And Loud』は68年のライヴ音源で、グルーヴの軸になっているのはクライドのドラムで、激熱ファンクをゴリゴリと繰り出してくる。『Sex Machine』は70年のスタジオ疑似ライヴと69年のライヴ音源からなり、クライドとジャボの併用と思われるが、JBの代表作のひとつ。



jabo and clyde
ジャボとクライド。
ジャボにはクライドの分まで長生きしてほしい。