blacks and blues
Blacks And Blues / Bobbi Humphrey
 Blue Note '73 

女性フルート奏者ボビー・ハンフリーが、ラリー&フォンセのミゼル兄弟=スカイ・ハイ・プロダクションのバックアップを得てリリースした代表作『Blacks And Blues』。
デイヴィッド・T・ウォーカー、チャック・レイニー、ハーヴィー・メイソン、ジェリー・ピーターズらスカイ・ハイ作品ではお馴染みの面子による鉄壁の演奏と、ミゼル印のクールでメロウなジャズ・ファンク・アンサンブルは、同時期のスカイ・ハイ作品と同様だが、そこにボビーのフルートをフィーチャーすることで、一連のドナルド・バード作品とはまた違った柔らかなムードを醸している。ジャズ・ファンク/レア・グルーヴ名盤として名高い作品だが、個人的にはコレがスカイ・ハイの最高傑作。
ミシガン湖から吹き荒ぶ寒風のようなSEからスタートする「Chicago, Damn」は、スリリングでダークなグルーヴにボビーのフルートが舞うブラックスプロイ調ジャズ・ファンク・チューン。車のエンジン音に導かれてスムーズにクルーズするクールなジャズ・ファンク「Harlem River Drive」、ボビーのヴォーカルがキュート過ぎるメロウ・チューン「Just A Love Child」、ヒンヤリとしたピアノとフルート、ほんのりラテン味を塗すパーカッションが効いた極上のメロウ・ジャズ・ファンク「Blacks And Blues」、本作中では最もアーシーなグルーヴの「Jasper Country Man」、ラストは再びボビーがキュートな歌声を披露する、しっとりとしたジャジー・メロウ曲「Baby's Gone」。