otis blue
Otis Blue/Otis Redding Sings Soul / Otis Redding
 Volt '65 

オーティス・レディングの最高傑作との呼び声高い3rdアルバム『Otis Blue/Otis Redding Sings Soul』。
MG's&アイザック・ヘイズの黒く太くアーシーなバッキングと、オーティスのむせ返るほどにソウルフルな歌唱がゴツゴツとぶつかり合う、まさにソウルの塊のような作品。
アルバム冒頭の重厚に迫り来るディープ・バラード「Ole Man Trouble」がまず素晴らしい。アル・ジャクソンとドナルド・ダック・ダンのどっしりと大地に根を張ったボトム、スティーヴ・クロッパーのフックの効いたギター、円やかで厚みのあるホーン・セクションと、60年代スタックス・サウンドの粋を集めたような名曲。更にオーティスの代表曲のひとつとなるジャンプ・ナンバー「Respect」、哀切極まる泣きのスロウ「I've Been Loving You Too Long」と、オリジナル・ナンバーは僅か3曲のみながら物凄い存在感。
残りはカバー曲だが、なかでも目を引くのが師と仰ぐサム・クックの3曲。「Change Gonna Come」は数多あるこの曲のカバーの中でもベストのひとつ。アップ・ナンバーの「Shake」、有名曲の「Wonderful World」も、オーティスならではの解釈を聴かせる。
その他、重いノリがカッコいいソロモン・バークの「Down In The Valley」、テンプテーションズの代名詞的なナンバー「My Girl」、へヴィー・ブルーズのBBキング「Rock Me Baby」、しみじみとしたウィリアム・ベル「You Don't Miss Your Water」など、どれもオーティス節を堪能できるが、なかでも特筆すべきはローリング・ストーンズの「Satisfaction」。この汗と唾を飛び散らせながら突き進む抜群のノリのジャンプ・ナンバーには、ストーンズの連中も舌を巻いたに違いない。