prince

あれから1年。
この1年はプリンスの曲を浴びるように聴きまくった。こんなにたくさんプリンスの曲を聴いたのは、プリンスに初めて出会った中3の時以来だ。
もちろん、これまで30年近くずっとファンを続けてきて、新譜が出れば必ず手に入れてきたけれど、90年代の改名期の作品は当時あまり聴きこんでいなかったりして、熱心なファンとは言えない時期もあった。
しかし、改めてプリンスのすべてのアルバムを繰り返し聴き返してみて、いつの時代も本当に素晴らしい音楽をつくり続けていたんだなぁ、と今更ながら思い知らされた。当時は迷走していたように思えた90年代の作品にも、今頃になって新鮮な魅力を発見したり、何度目かの全盛期の到来を予感させた近年の作品の素晴らしさを再認識したり。
でもやはり、80年代の作品は圧倒的。今聴いてもまったく色褪せていない、どころか、30年聴いてるのにまだまだその精髄を味わいつくせていないと思わせる。こんな、一生を共にできる音楽をつくってくれたプリンスに、敬愛の念は募るばかり。

天上のプリンスへの感謝を込めて、フェイヴァリット・ソング10曲を選んでみた。
このブログらしく、ファンク・オンリーで。
(ジャケット及びアルバム・タイトルから過去レビューにリンクしています)

lovesexyNo.1
Alphabet St.
 from 『Lovesexy』

1位はプリンスとの初めての出会いとなったこの曲。
この曲を好きになっていなければ、今に至るまでこれほどブラック・ミュージックにのめり込むことはなかっただろう。


sign of the timesNo.2
Housequake
 from 『Sign Of The Times』

プリンス史上屈指のヘヴィー・ファンク。ヘヴィーでありながらポップなのが素晴らしい。
12インチの「7 minutes Mo' Quake」も最高。


controversyNo.3
Controversy
 from 『Controversy』

プリンス初期の最高のファンクはコレ。
ストイックなまでに刻み続けるカッティングに、ファンク・ギターの快感を植えつけられた曲。


crystal ballNo.4
Crystal Ball
 from 『Crystal Ball』

ブートレグで初めてこの曲を聴いた時は、そのあまりの異次元ぶりにブッ飛ばされた。
前衛とポップを極めた、めくるめくファンク音絵巻。


1999No.5
Lady Cab Driver
 from 『1999』

紫煙立ちこめる猥雑なムードが堪らない、クールなミネアポリス・ファンク。
初めて聴いたのは15歳の時だったが、隣の部屋の家族に聴こえないようヘッドフォンで聴いていた。

paradeNo.6
Kiss
 from 『Parade』

『Parade』はアルバム1枚通して壮大なファンク組曲みたいなものだと思っていて、他にも「New Position」や「Anotherloverholenyohead」など好きな曲だらけだが、やっぱりこの曲は図抜けた存在。

sign of the timesNo.7
The Ballad Of Dorothy Parker
 from 『Sign Of The Times』

スライ『暴動』をダイレクトに想起させる異形のグルーヴ。
当時のエンジニアだったスーザン・ロジャースによる、この曲のレコーディング秘話も面白い。偶然から生まれた奇跡。


la la la he he heeNo.8
La, La, La, He, He, Hee
 from Single 「Sign Of The Times」

ユーモラスな犬の鳴き声が「Atomic Dog」を思わせる、超絶ファンク大作。
プリンスがPファンクから大きな影響を受けていたことを如実に物語るような曲。

3121No.9
Black Sweat
 from 『3121』

90年代以降で一番好きなファンク・ナンバーはコレ。
この曲を初めて聴いた時は相当衝撃を受けた。まだまだ、コレぐらいのことは、やろうと思えば余裕でやれてしまうんだと思い知らされた1曲。

diamonds and pearlsNo.10
Gett Off
 from 『Diamonds And Pearls』

ナスティー極まる忘れ難き90年代の名ファンク。
音の端々から何かエロい汁が滴っている。目のやり場に困るPVも秀逸。


graffiti bridge次点
We Can Funk
 from 『Graffiti Bridge』

選外ながら、やはりこの曲は特別に挙げておきたい。
自分にとって、Pファンクに興味を持つようになったキッカケとなった曲。


ちなみに、ファンク以外も含めたモスト・フェイヴァリットは、「Sign Of The Times」と「Pop Life」。