wants list
The Wants List 3
 Soul Brother '07 

UKのソウル・ブラザー・レコーズ編纂のコンピレーション・シリーズ『The Wants List』。
そのタイトルから、マニア垂涎のレア音源テンコ盛りの内容を連想してしまうが、もちろんそういった曲もあるが、良曲だが普通に入手できるようなよく知られた曲や、あまり顧みられることのない隠れた名曲も多く収録されている。70年代のモダン・ソウルや、ツー・ステップとかステッパーと呼ばれる心地よく揺れるソウル・ダンス・ナンバーを中心に、レア度ではなく、純粋に曲の良し悪しを基準に選曲されているので、非常に聴きやすく楽しめる。

重厚でファンキーなモデュレーションズ「It's Rough Out Here」から華々しく幕開け。軽やかに弾むステッパーのヴァーノン・バーチ「Lovely Lady」、リロイ・ハトソン作/プロデュースのグレイト・メロウ・ソウルのアーノルド・ブレアー「Trying To Get Next To You」、ジョニー・ブリストルもカバーしたC.B.オヴァートン「If I Can't Stop You」、バリー・ホワイト・プロデュースのメロウ・グルーヴのグロリア・スコット「Just As Long As We're Together(In My Life There Will Never Be Another)」、ベティー・ライト「Smother Me With Your Love」はネットリ纏わりつくグルーヴィー・ミディアムのマイアミ・ソウル。

メロウ・ファンキーなファットバック・バンド「Feed Me Your Love」、ベース・ラインがグルーヴィーにウネるミディアム・ソウルのジョージ&グウェン・マックレー「The Rub」、ストリングスとコーラスが流麗に舞うウィンディー・ソウルのカール・デイヴィス&チャイ・サウンド・オーケストラ「Show Me The Way To Love」、ウォーキング・テンポの気持ちいいステッパーズ・ソウルのミッシェル・ウィリー「Feel Good」、アーチー・ベル「Harder And Harder」はアーバンなグルーヴに身を委ねるモダン・ソウル・ナンバー。

ジェントルなムードのミディアム・ソウルのウィリアム・ベル「The Man In The Street」、ソフトなモダン・ソウルのチャールズ・ドレイン「Is This Really Love」、JRベイリーと共に「Love Love Love」を共作したケン・ウィリアムズの「Sweet Music Soft Lights And You」は、絶妙なリズムにムズムズを抑えられないグルーヴィー・メロウな逸品。
落ち着いたスロウ・ナンバーのベティー・エヴェレット「Wondering」、温もりに満ちたミディアム・ソウルのアーニー・ハインズ「Electrified Love」、ラストのパッション「Midnight Lovers」はメロウでクリスタルなアーバン・ミディアム。