function underground
Function Underground The Black And Brown American Rock Sound 1972-1977
 Now-Again '17 

ストーンズ・スロウ傘下のレーベル、ナウ・アゲインからリリースされた本作『Function Underground』は、ブラック・ロック/サイケデリック・ファンクのコンピレーション盤。
ジミ・ヘンドリクスやスライ&ザ・ファミリー・ストーン、ファンカデリックなどの、ドス黒いカオス渦巻くブラック・サイケデリアと、JBやミーターズから影響を受けたファンクとのクロス・オーバーを目論んだ無名の若きブラック・バンドたち。熱くウネるダーティーなファンク・ロック・サウンド満載の強力盤で、この手のファンクを好む向きには堪らない作品。

1曲目の1984「There's A Wrinkle In Our Time」から、アシッド臭ぷんぷんのサイケデリック・ファンク・ロック・ナンバー。ザラついたムードに哀愁が滲むパープル・スノウ「Down By The River」、グシャグシャのファズ・ギターが噛みつくジミ・メイコン「Jimi's Guitar Raps With The Bass」、強力にファンキーなブレイクから始まるクリエイション・アンリミテッド「Corruption Is The Thing」、のたうつグルーヴに呑まれるヘヴィー・サイケ・ファンク・ロックのウィー・ザ・ピープル「Function Underground」、ドス黒いタイコと妖しく舞うフルートがドープなディープ・ファンク・チューンのマイケル・リギンス&ザ・スーパー・ソウルズ「Loaded Back」、カリ・テックスから単独の編集盤も出ているストーン・コール・ホワイトは、アシッドな酩酊感にクラクラするファンカデリカルな「Stone Coal White」を収録。

アフロ・ファンクものにも通じるようなチープな鍵盤が堪らないスロー・ファンクのブラックライツ「Bl Movement」、ナウ・アゲインが本盤に10年以上も先駆けて単独の編集盤『Soul Heart Transplant : The Lamp Sessions』をリリースしたエボニー・リズム・バンドの、クールなアシッド・ファンク・ロック・ナンバーの「Drugs Ain't Cool」から、その続編のようなシズネロス&ガルザ・グループ(と読むのか?)「I'm A Man」への流れ、これもナウ・アゲインから単独編集盤が出ていたL.A.カーニヴァルの「Blind Man」、ギターとオルガンがサイケに渦巻く、ドラム・ブレイク入りのファンク・ロック・チューンのザ・レヴォリューション「The Siesta Is Over」、ウィルソン・ピケット「Don't Knock My Love」の例のリフに分厚いホーンとギターが乗るブラック・コンスピレイターズ「Just Got To Be Free」、ラストはスライのファンク・ロック・クラシックを気怠くカバーしたブラック・マフィア「I Want To Take You Higher」。