off the cuff
Off The Cuff / Freddie Robinson
 Enterprise '73 

50年代からリトル・ウォルターのバンドに加入、その後はブルー・ミッチェルなどの作品に参加、ジャズ/ブルースを股にかけ活動したギタリスト、フレディー・ロビンソン。
ソロ作も60年代からポツポツと出していたようだが、70年にはスタックス傘下のエンタープライズから2枚のリーダー作をリリース。73年の本作『Off The Cuff』はその2枚目にあたる。

ユルユルと和やかなムードのソウル・ジャズ・アルバムで、裏ジャケに写る本人の風貌そのままの、何とも味のあるギターとヴォーカルが最高。モンク・ヒギンズがアレンジを担い、ウィルトン・フェルダー、ジョー・サンプルのクルセイダーズ勢、ジョージ・ボハノンら西海岸の精鋭がバックアップ。前作『At The Drive-In』と基本的には同じテイストだが、本作ではヴォーカル曲が増え、よりファンキーな印象を受ける。

まったりリラックスした風情のアルバム・タイトル曲「Off The Cuff」に始まり、レイ・チャールズ「Georgia On My Mind」、スピナーズ「Colud It Be I'm Falling In Love」を、前者はヴォーカルを取り、後者はギターで、ともに歌心たっぷりにカバー。
流麗なギターに乗ってグルーヴするジャズ・ファンク「Smoking」、泥臭いギターと歌が堪らなくイカすブルージー・ファンク「Medicine Man」といった曲の存在が、本作にファンキーな感触を持たせており、個人的にもやはりこの辺りの曲が好み。
ダウン・ホームなブルーズ感覚滲み出る「River's Invitation」や「Changing Dreams」、南部風味のソウル・ナンバー「Try It One Time」「You're On My Mind」、ギター・カッティングがファンキーな「You Never Ever Miss Away」、ほんのり哀愁漂わせる「I Remember」など、好曲揃いの1枚。