odell brown
Odell Brown
 Paula '74 

60年代から、オーデル・ブラウン&オルガナイザーズとして活動したオルガン奏者、オーデル・ブラウン。
70年代には、マーヴィン・ゲイ『Live At The London Palladium』に参加。更に、あの「Sexual Healing」をマーヴィン、デイヴィッド・リッツと共作するなど、長きにわたりジャズ~ソウル・シーンで活躍した。

本作は74年にソロ名義でリリースした、最後のリーダー作。
何とも味気ない手抜きジャケット、シンプルに自身の名前を冠したアルバム・タイトルなどから予想されるように、これはかなり地味目で渋いソウル・ジャズ作品。派手さは皆無だが堅実でグルーヴィーな演奏にのって、ユルユルと奏でられるオーデルのオルガンやエレピが、くすんだメロウネスを染み渡らせる。

アルバム冒頭のスティーヴィー・ワンダー「I Love Every Little Thing About You」のカバーは、11分に及ぶ長尺ソウル・ジャズ・グルーヴ。リラックスした風情の演奏、アーシーなオルガンの響きが心地よい。
「Tasha」はベース・ラインが非常にグルーヴィーなジャズ・ファンク・チューンで、これはなかなかカッコい。「South Of 63rd」は、乾いたパーカッションが土着的なムードを醸す中、フルートが軽やかに舞い、エレピがメロウに揺蕩うラテン・ジャズ・テイストの曲。「Song Theme」はメロウなフュージョン・ナンバー、ラストの「Simizzoke」はアーバンなムードのジャズ・ファンク。