steppin out
Steppin' out / The 13th Floor
 Blue Candle '77 

セントルイス出身のメンバーにより結成された4人組ファンク・バンド、13thフロア。
マイアミはTK傘下のレーベル、ブルー・キャンドルからリリースした、バンド雄一のアルバムとなる本作『Steppin' Out』は、オリヴァー・セインのプロデュース。
内容の方は、マイアミ産らしくイナたく温かい、ユルめのファンク/ソウル作品で、正直言ってB級の域を出ないが、マニアにとっては美味しいサウンドが味わえるレア・グルーヴ佳作といったところ。

アルバム・オープナーの「Sweet Thang」はチャカ・カーンが歌ったルーファスのあの曲のカバーだが、ここでメロウなインスト仕立て。続く「Teffany」も前曲のムードを継ぐムーディーなメロウ・ソウルと、意表を突く展開。
しかし、ここからアルバムはファンク・タイムに突入。ホーンが吹きまくりブルース・ハープが嘶く「Time And Place」、タイトなベース・ラインがグルーヴィーにウネる「Hang Loose」、ルーズに引きずるミッド・ファンク・チューン「Steppin' Out」と、イナたく汚れたファンク・サウンドが美味。
スウィートでドリーミーな「Sweet Lovely Girl」で小休止した後は、再びのファンク攻勢。「Get Up」はヘヴィーでダーティーなファンク、まったりとしたムードのジャズ・ファンク調「Leanin'」、ラストの「Rise」はカッティング・ギターにドラムス&ベース、ホーン・アレンジが冴えるイカしたファンク・チューン。