nite liters
The Nite-Liters
 RCA '70 

ニュー・バースの前身となるインスト・ファンク・バンド、ナイト・ライターズ。
その1stアルバムとなる本作は、このバンドの後見人であるハーヴィー・フークワのプロデュース。そのサウンドは初期のクール&ザ・ギャングを思わせるが、まだまだ粗削りな部分が残る、煤けたダーティーなファンク、ジャズ・ファンクといった趣き。ファンク・バンドとしての完成度の高さは、ニュー・バース時代の『Behold The Mighty Army』あたりに譲るが、重くグルーヴィーな黒光りするファンク/レア・グルーヴ・サウンドを聴かせる本作も非常に楽しめる。

アルバムはアタマから、「Get Back Buddy」「Stuff-N-It」「Con-Funk-Shun」と、ジャリジャリした肌理の粗いラグドなグルーヴに飲み込まれるイカしたファンク/ジャズ・ファンクチューン連発。路地裏の饐えた臭いやストリートの喧騒といった状景を掻き立て、カッコいいことこの上ない。
重厚で劇的なホーン・アレンジの「The Heckler」、ドラム・ブレイク入りのグルーヴィーなファンク・チューン「Down And Dirty」、硬質なドラムスとベースがタイトな「Nothing(Can Make Me Love You More Than I Do)」、ギターが泥臭くウネる「Itchy Brother」、ワウ・ギターがウネウネと絡みつくファンク・ナンバーへと改変したビートルズ「Eleanor Rigby」のカバーなど、ファンク好きには美味しい1枚。