soul black and beautiful
Soul Black & Beautiful Vol.1
 GWP '71 

1969に設立されたニューヨークのマイナー・レーベル、GWPレコーズ。
Discogsによると、レーベルの初期には何だかよく分からない星座をテーマにしたレコードを大量にリリースしており、黒人音楽系のレーベルといったカラーは感じられないが、やがてパザント・ブラザーズやアリス・クラーク、デビー・テイラーなどがキャリア初期の録音を残すようになる。最終のリリースが72年なので、レーベルとしては短命に終わった模様。

本作『Soul Black & Beautiful』は71年にリリースされたGWPのコンピレーション・アルバム。当時のブラック・パワーの盛り上がりに呼応するようなカタチで企画されたであろうことは、このタイトルからも明らかだろう。GWPのカタログの中から、黒く熱いソウル/ファンク・ナンバーが選りすぐられていると思われ、なかなか聴き応えがある。一応Vol.1と銘打たれているが、残念ながら続編がリリースされることはなかった。

グルーヴィーなファンキー・ソウルのフランキー・ニューサム「My Lucky Day」、朗々と歌い上げるポップなヘジテイションズの「Impossible Dream」と、ロマンティックなバラード「Love Letters」、泥臭いファンク・ナンバーのパザント・ブラザーズ「New Orleans」、ゆったりとしたソウル・バラードのアリス・クラーク「Heaven's Will」、ベティー・バーニー「Momma, Momma」は気風のいい歌いっぷりもカッコいいシスター・ファンク。
デビー・テイラーは清々しいグルーヴィー・ソウル「Never Gonna Let Him Know」と、ソウルフルなバラード「Let's Prove Them Wrong」の2曲収録。リトル・ローズ・リトル「Tennessee Waltz」のファンキーなカバー、グルーヴィーなミディアム・ソウルのペルシアンズ「Detour」など、良曲多し。