let the rhythm hit em
Let The Rhythm Hit 'Em / Eric B. & Rakim
 MCA '90 

エリックB&ラキムのことを初めて知ったのは、ジョディー・ワトリー「Friends」での客演だった。
その直後にリリースされた3rdアルバム『Let The Rhythm Hit 'Em』は、ひょっとすると彼らの4枚のアルバムの中では一番地味な扱いを受けている作品かもしれないが、個人的にはかなり好きなアルバム。
プロデュースはエリックB&ラキムとクレジットされているが、実際は多くの曲でラージ・プロフェッサーがトラック制作しているというのが定説。実際、いかにもラージ教授らしいサウンドで、そこにラキムの淡泊でぶっきらぼうにも聴こえる、しかし最高にクールなラップが凄味を効かす。

ハードなファンク・ビートにラキムのド渋なラップがキマるアルバム・タイトル曲「Let The Rhythm Hit 'Em」、JB「You Got To Have A Mother For Me」のグルーヴに乗ってファスト・ラッピンをカマす「No Omega」、24カラット・ブラック「Ghetto : Misfortune's Wealth」をサンプリングした激渋ミドル「In The Ghetto」、ブラック・ヒート「Zimba Ku」のビートを打ちつけるファンク・トラック「Step Back」、「Eric B. Made My Day」は、JB「Funky President(People It's Bad!)」、チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ「Bustin' Loose」をサンプリングしたインスト。

埃っぽいタフなビートが貫くファンクなミドル「Run For Cover」、余裕のカッコよさを見せつけるファスト・トラック「Untouchables」、アル・グリーン「I'm Glad You're Mine」使いの「Mahogany」、クール&ザ・ギャング「Chocolate Buttermilk」、ファンク・インク「Message From The Meters」をサンプリングした「Keep 'Em Eager To Listen」、ラストの「Set 'Em Straight」もクールなファンク・トラック上でラキムが渋くキメる。