funky miracle
Funky Miracle Live At Moonwalker 2 / The Legendary Meters featuring The JB Horns
 Lakeside Music '93 

ミーターズ(のレオ・ノセンテリとジョージ・ポーターJr.)とJBホーンズ(メイシオ・パーカー、フレッド・ウェズリー、ピー・ウィー・エリス)、ファンク・レジェンド達が夢の共演を果たした91年のライヴ音源。
この時の模様は、2枚のCDに渡って収録されていて、その1枚目を随分前に取り上げたっきり、この2枚目はすっかり放置していた。

1枚目は、どちらかというとJBホーンズの方が目立ってた印象だが、この2枚目はミーターズ側に主導権がある。
「Change Reform」は『Cabbage Alley』のオープニング・ナンバー「You've Got To Change(You Got To Reform)」だが、同アルバムの2曲目「Stay Away」のフレーズもサラッと出てくる。「Hey Pockey Way」はセカンドラインが躍動するファンクで、呼ばれてメイシオも一節唸る。
「Funky Miracle」「Cissy Strut」といった初期の曲は、やはりジガブーのドラムでないとあの独特なグルーヴは出せないが、ここでのホーン・セクションを入れたファンク・ジャムも文句なく楽しめる。「Soul Island」はやや意外な選曲。トロピカル・ムードは味付け程度に、しっかり骨のあるグルーヴを聴かせる。

と、ここでようやくJB曲の登場。「Cold Sweat」はリー・ドーシー「Ride Your Pony」を折り込みながら楽し気に展開。続いては、これも意外なメロウ・ナンバー「Be My Lady」を10分近く演奏。原曲ではシリル・ネヴィルがリード・ヴォーカルを取っていたが、ここで歌っているのは誰だろう。バーニー・ウォーレル「Hold On」を思わせるようなフレッドのトロンボーン・ソロも素晴らしい。
「Ham」は新曲だろうか?聴いたことがあるような気がしないでもないが、これもセカンドラインのビートが躍る快活な曲。ラストの「Southwick」はメイシオ&オール・ザ・キングス・メン『Doimg Their Own Thing』収録曲。どうしても『Life On Planet Groove』っぽくなってしまうが、バンドもホーンも一体となって盛り上がる。