world wide funk
World Wide Funk / Bootsy Collins
 Mascot '17 

『Tha Funk Capital Of The World』以来、6年ぶりとなるブーツィーの新作『World Wide Funk』が昨年リリースされた。
本作も、ここ20年ほどにリリースされたブーツィー作品同様に、人徳と人脈を駆使して豪華ゲスト陣を招集したプロデューサーズ・アルバムといった趣き。ブーツィーはもちろんベースをはじめ多くの楽器を演奏しているが、若手白人女性ベーシストのアリシア・バンヴェニストを多くの曲で起用しているのが目を引く(キーボードやドラム・プログラミングを任せている曲もある)。ブーツィーらしい楽しくド派手でファンキーな快作。

オープニング・トラックのアルバム・タイトル曲「World Wide Funk」は、Go-Goっぽいリズムにバケットヘッドのハードなギターが絡むファンクで、何かリンボー・マニアックスなんかを思い出したり。「Bass-Rigged-System」は、ヴィクター・ウッテン、スタンリー・クラークら大物ベーシストをブーツィーとアリシアが迎え撃つファンク・ベース大会。
「Pusherman」はトーク・ボックス入りのミッド・ファンクで、ドゥルー・ダウンがユルいラップで客演。強力にウネりまくるヘヴィー・ファンク「Thera-P」、ミュージック・ソウルチャイルドとビッグ・ダディ・ケイン客演のファンク・ダンサー「Hot Saucer」、哀愁ミドルの「Heaven Yes」、DJクイックと共同プロデュースとなるパーティー・チューン「Ladies Nite」、「Candy Coated Lover」はスムーズなダンス・チューン。

バウンスするビートに揺さぶられるファンク「Snow Bunny」、スヌープとブーツィーでトラックを制作した「H-On-Heels」、「A Salute To Bernie」はバーニー・ウォーレル追悼曲。生前バーニーが録音したシンセの音もふんだんに盛り込まれ、"Hey Bernie, Please Don't Go..."と亡き盟友へ呼びかけるブーツィー。号泣必至のベスト・トラック。
ジャスティン・ジョンソンのカントリー調のギターとファンク・ビートがマッチした「Boomerang」、「I'd Rather Be With You」を彷彿とさせるファンク・バラード「Worth My While」、フランキー"キャッシュ"ワディーとデニス・チェンバースをドラムを叩くファンク・チューン「Come Back Bootsy」、ラストの「Illusions」はチャックDが参加、バケットヘッドのギターが唸りを上げるファンク・ロック。