dust yourself off
Dust Yourself Off / Pleasure
 Fantasy '75 

オレゴン出身のファンク・バンド、プレジャーのラクダジャケでお馴染みの1stアルバム『Dust Yourself Off』。
ファンタジーというレーベルは面倒見がいいのか、ファンク・インクにしろブラックバーズにしろ、あまりヒットしたとは思えないのだが、結構な枚数のアルバムを残しているが、このプレジャーも実に6枚もの作品をファンタジーからリリースしている(その後RCAからもう1枚あり)。そのアルバムすべてを聴いているわけではないのだが、プレジャーで断トツに聴く機会が多いのが本作。

後にショック(このバンドもファンタジー)を結成するギタリスト、マーロン・マクレインを中心としたプレジャーは、このデビュー作の時点でのメンバーは10代後半から20代前半だったそうで、若いバンドながら非常に演奏能力が高い。ジャジーな感覚も持ち合わせたファンク・サウンドは、先にデビューしたブラックバーズの作風とも共通する部分があるが、ウェイン・ヘンダーソンのプロデュースのおかげかプレジャーの方がより洗練された印象を受ける。

オープナーのアルバム・タイトル曲「Dust Yourself Off」から非常にキレのあるジャズ・ファンク・チューンで、コレはなかなかカッコいい。「Reality」はアースっぽい展開とコーラス・ワークが聴けるファンク・ナンバー。メロウなミディアム・ナンバーの「My Love」、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのカバーも懐かしい「Midnight At The Oasis」は、グルーヴィーにウネるミッド・テンポのファンク・チューン。「Music Is My Life」はクール&ザ・ギャングをやや軽くしたようなポップ・ファンク。
「Plastic People」もアース調のアレンジとコーラスが天翔ける爽快ファンキー・チューン。タイトルどうりリズムが粘っこくバウンスするジャズ・ファンク「Bouncy Lady」、グルーヴ感たっぷりのファンク「What Is Slick」、ラストの「Straight Ahead」も爽快なジャズ・ファンクで聴き応えあり。