blackbyrds
The Blackbyrds
 Fantasy '74 

ダニー・ハサウェイやロバータ・フラック、リロイ・ハトソンらを輩出した名門、ハワード大学の学生達が結成したジャズ・ファンク・バンド、ブラックバーズ。
当時ハワードで教鞭を執っていたというドナルド・バードが仕掛人で、見込みのある教え子たちを集めバンドを組ませ、自身の代表作のタイトルをバンド名に付ける入れ込みよう。かのゴッホの「カラスのいる麦畑」をジャケットに使った、バンドのデビュー作となる本作は、バードとラリー・ミゼルによるプロデュースで、全盛時のスカイ・ハイ・プロダクションの煌くサウンド・スケープはそのままに、バード作品よりもファンク色をやや強めたグルーヴィーな演奏が聴ける快作。

臭みたっぷりの粘っこいグルーヴが纏わりつくファンク・チューン「Do It, Fluid」、這いずるようなワウ・ギターとチープなシンセが印象的なジャズ・ファンク・ナンバー「Gut Level」、催眠的なベース・ラインがグルーヴィーなジャズ・ファンク「Reggins」、「The Runaway」はゴリッとした骨っぽいベースにクラヴィネットを重ねたファンク。
「Funky Junkie」は乾いたパーカッションがアフロな臭いを醸すクールなミッド・ファンク。「Summer Love」はジャジーでブリージーなメロウ・チューン。ワウ・ギターがウネウネとウネるジャズ・ファンク「Life Styles」、ラストの「A Hot Day Today」はスカイ・ハイらしいメロウ・グルーヴ。