step by step
Step By Step / Eddy Senay
 Sussex '72 

デトロイト出身のギタリスト、エディー・セネイ。
72年にサセックスから2枚のリーダー作を出しているが、ジャケ買い必至の本作『Step By Step』はその2枚目の方。2作とも基本的な方向性に変わりなく、ジャリジャリと埃っぽく汚れたジャズ・ファンク/ソウル・ジャズ・サウンド。
プンと臭うようなイナたく土臭いファンクネスは、プレスティッジやブルー・ノートのギタリストの作品とはやや趣きが異なる感触。どうにも売れそうにないB級作品だが、雑味たっぷりのジャズ・ファンク・グルーヴはジャンクな旨味に溢れている。

アルバム冒頭の「Sarko East」は、パーカッシヴなゴツゴツしたグルーヴが気持ちいいジャズ・ファンク・ナンバー。「Delgado」はラテン・テイストも美味な哀愁ソウル・ジャズで、ここでも乾いたパーカッションがアーシーな雰囲気を醸す。
「Cameo」はソウルフルなグルーヴにメロウなキーボードが隠し味のジャズ・ファンク。ピート・ロック&C.L.スムース「Act Like You Know」でのサンプリングも印象深い。「Shakedown」はワウ・ギターがグリグリと唸る粗削りなグルーヴが強力なジャズ・ファンク・チューン。

「Phase 1」はライヴ録音でますます荒っぽいソウル・ジャズ・グルーヴ。「Safari」はグリッティなジャズ・ファンクでゴリゴリ迫る。ワウ・ギターを掻き毟りアフロ・パーカッションをボコボコ鳴らす。
「Shakeero」は軽快なリズムで揺れるラテン・ジャズ。ラストの「Soul Preachin'」はブラックスプロイ調のジャズ・ファンクで、グシャグシャのワウ・ギターがドス黒いグルーヴを垂れ流す。