funtaztik
Funtaztik / Edwin Birdsong
 Salsoul '81 

ロイ・エアーズのユビキティーのメンバーでもあった鍵盤奏者、エドウィン・バードソング。
ソロ・アーティストとしても70年代初めから80年代にかけて5枚のアルバムをリリース。サルソウルからリリースした本作『Funtaztik』はその最終作。
初期の作品ではコズミックでサイケデリックなファンク/ジャズ・ファンクをやっていたが、本作はシンセがグニョグニョにウネる壮絶なヘヴィー・ファンク・アルバム。ベースはマーカス・ミラーで、勝手にマーカスに対して抱いている優等生的な印象からは程遠い、ドクドクと脈打つような図太い変態グルーヴを繰りだしてくる。エドウィンの、ロイ・エアーズをもっと野卑にしたようなムサ苦しく猥雑なヴォーカルも相俟って、何かエロヤバい臭いがプンプンする。

トライバルなパーカッションが醸す土臭さと、ドロドロに黒いベースとシンセ音が猥雑極まるエグいファンク「Win Tonight」、スペイシーなシンセ音にピコピコ・キーボードと、ブヨブヨのたうつリズム・セクションの対比が変態的過ぎる超重量級ファンク「Funtaztik」、硬質なベースがゴリゴリ迫るヘヴィー・ファンク・ダンサー「Two Faced Lover」も強力。
「Good Lovin' Brings An Encore」もベースの重さと音圧が尋常でない。すべての音が噎せ返るほどの異様な生々しさで、これはヤバい。エレクトリックなビートがヘヴィーにウネる「Rapper Dapper Snapper」はヴォーカル入りとインストの2ヴァージョンで15分近いズブズブのファンク責め。唯一の非ファンク曲「Fortune & Fame」はフワッとしたスローだが、並み居る強力ファンク・ナンバーの中にあってはほとんど印象に残らない。