hoochiefied funk
Hoochiefied Funk / Raw Fusion
 Hollywood Basic '94 

デジタル・アンダーグラウンドのメンバーであるマネーBとDJフューズの2人が、DUでの活動と並行して結成したグループ、ロウ・フュージョン。
DU同様にファンク色濃いサウンドを聴かせるグループだが、Pファンクに傾倒したDUが徐々にファンク・バンドっぽくなっていったのに対し、このロウ・フュージョンはより真っ当なヒップホップをやっているように思う。

アルバムは2枚あるが、本作『Hoochiefied Funk』は2ndアルバム。
マネーBのモッサリしたスモーキーなラップは、芸達者なMC陣を揃えるDUの中にあってはその個性が光っていたが、アルバム1枚ひとりで通すのは正直厳しい。そのあたりを本人も理解してか、DUのショックG(はちょっとだけ)や、ラガマフィンっぽいダミ声のラッパーなど、複数のMCをゲストに起用している。

アルバムは、イントロダクション的な小曲「The New Jazz(Intro)」からスタート。続くアルバム・タイトル曲「Hoochiefied Funk」は、ホーニー・ホーンズ「A Blow For Me, A Toot To You」をサンプリングしたミッド・ファンク。メロウでナスティーなムードの「Freaky Note」もホーニー・ホーンズの同アルバムから「Peace Fugue」を使用。ショックG(と言うかハンプティ・ハンプ)が歌うフックのブーツィーっぽい感じも相まって、ラバー・バンドのバラード曲(「Munchie's For Your Love」とか)みたな妖しい雰囲気を醸している。個人的にはこの曲が本作のベスト。

荒っぽいビートがファンキーな「A Penny For Your Thoughts」、ラガマフィン調のラップを聴かせる「I Got Flavor」、地を這うベースラインがグルーヴィーな「Red Riding Good」、クールでヘヴィーなファンク・トラックの「Bumpin' 'Em」、重苦しいビートがのたうつ「Action Packed」、「Do Doo Mc's」はアッパーでファンキーなパーティー・チューン。
クルセイダーズ「Mosadi」をループしたユルめのトラック「Word For The Day」、プリンス「I Wanna Be Your Lover」をサンプリングした「Do Your Homework」、バウンシーなビートとピアノ・ループがイカす「Dirty Drawls」、ワールド・フェイマス・スプリーム・ティーム「Hey DJ」使いの「Yo Daddy Yo」、ラストの「To Hell With It」はレゲエ。