waves
Waves / Shock
 Fantasy '82 

80年代に4枚のアルバムを残し、94年にも時代錯誤な痛快ファンク作をリリースしたバンド、ショック。
代表作となれば、通算2作目でファンタジーからの最初のリリースとなる『Shock』だろうが、続く3rdアルバムとなる本作『Waves』も互角か、あるいはそれ以上の出来を誇る傑作ファンク・アルバムだ。
本作も前後の作品同様、バンドのリーダーである白人鍵盤奏者ロジャー・ソースと、元プレジャーのギタリスト、マーロン・マクレーンによるプロデュース。とにかく、ファンク・ナンバーはどれも激烈にビートを打ちつけ、脈打つエレクトリックなグルーヴはスーパー・ヘヴィー。その一方でライトなダンス・チューンやミディアム~スロウ系も充実しており、80年代ファンク・アルバムとしてはかなり上位に位置する作品だと思う。

アルバム・オープニングの「Electrophonic Phunk」は、ヘヴィーなビートをスパンキングしまくるファンク・チューン。ブーツィー風のフワッとした喋りと、マクレーンのハードなギターも入って、コレはかなり強力。
「That's A Lady」は小気味いいギター・カッティングも爽快なサマー・ファンク・ダンサーで非常に気持ちイイ。ロマンティックなスロウの「Little Did You Know」、「The Crack Is Back」はミッド・テンポのブギー・ファンク。

タイトルからしてヤッてくれそうな「Mr. Wizard And The Funk Bomb」は、期待どおりの傑作ファンク・ボムで、アイデア豊かに展開していく様も非常に楽しい。
ポップなバラードの「Love Fantasy」、ポップ・ファンク調なれどビートはヘヴィーな「Still I'm In Love」、ラストの「Loosen Up」はホーンズも激しく噴き上がるヘヴィー・ファンク。