gangster love
Gangster Love / Chicago Gangsters
 Gold Plate '76 

オハイオ出身ながらシカゴを拠点に活動した10人組バンド、シカゴ・ギャングスターズ。
まさかCD化されていたとは知らなかった本作は、このバンドの2ndアルバム。イカシたアルバム・ジャケット及びタイトルで評価2割増しといったところ。大所帯バンドらしく、分厚く勢いのあるファンク・サウンドを聴かせてくれるが、彼らならではといった特徴やオリジナリティに欠けるためか、ファンク・バンドとしての評価はそれほど高くないようで、それよりもむしろシカゴ・テイストのスロウ・ナンバーに定評があるグループのようだ。
楽曲もそこそこの出来で、駄曲というほどのモノはないが、コレといったキラー・チューンもない。それこそ、70年代にはそこら中にゴロゴロ転がっていたような、平均的なファンク/ソウル・アルバムと言えるのかもしれないが、しかし、ファンク好きであれば間違いなく楽しめる作品。

ノリのいいディスコ・ファンクのアルバム・タイトル曲「Gangster Love」から勢いよくスタート。続く2曲、「Oh The Way」「I'm At Your Mercy」はお得意のムーディーなスロウ・ナンバーで、たしかにコレは良い出来。「Feel Like Making Love」は、数多あるこの曲のカバーの中では異色のグルーヴィー・ナンバーで、今の耳には心地よく響く。
「Michigan Avenue」はグルーヴィーに疾走するファンキー・インスト。2パートからなる「Music For The People」もブギーなファンク・チューンで、パート2はよりパーカッシヴにリズムを強調。ラストの「Got A Little Picture」は繊細なストリングスが施されたバラード。