federation of tackheads
The Federation Of Tackheads / Jimmy G. & The Tackheads
 Capitol '85 

ジョージ・クリントンの実弟、ジミーG率いるバンド、タックヘッズの唯一のアルバム『The Federation Of Tackheads』。
バンドとは言っても、タックヘッズのメンバーが誰なのかクレジットを読んでもよく分からない。参加しているのは、ジョージをはじめ、スティーヴ&シーラのワシントン夫妻、ブラックバード、ゲイリー・シャイダー、アンドレ・フォックス、ラリー・フラタンジェロといった当時のPファンクの主要メンバーで、タックヘッズとは実質的にジミーGのソロ・プロジェクトということなのだろう。

本作でカギを握るのは主役のジミーG、ではなく、元スレイヴの"フィアレス・リーダー"ことスティーヴ・ワシントン。前年のジョージのソロ作『Some Of My Best Jokes Are Friends』からPファンク入りしたスティーヴはジョージの信頼を勝ち得たようで、本作ではアルバムの大半の作曲とプロデュースに関わった他、アレンジからギター、ベース、ホーン、ドラム・プログラミングなど多くの楽器を演奏。ジミーGはと言えば、一部の楽曲でベースとアレンジ、作曲を担っているようだが、基本はリード・ヴォーカルに専念。

「Clockwork」はハンド・クラップがビシバシ決まるソリッドなファンク・チューンで、スティーヴ色濃厚なスレイヴ/オーラ系。「You Always Break My Heart」は途中のラテン・パーカッションも効いた割りとオーソドックスなPファンク・スタイル。「All Or Nothin'」はバラード・ナンバーだが、Pファンクらしくブラックバードのギターが垂れ流される。
ジミーGの下手クソなラップ入りのロッキッシュな「Lies」、タイトルからして何となくスレイヴっぽいサイバーなファンク「Slingshot」、プリンスっぽい(「Jack U Off」とか)ミネアポリス臭におう「I Want Your Daughter」、ラストの「Family Funk」はジミーGの硬く締まったベースが結構イイ。