joyous
Joyous / Pleasure
 Fantasy '77 

70年代後半にファンタジーからコンスタントにアルバムをリリースし続けていたファンク・バンド、プレジャー。
本作『Joyous』は彼らの3rdアルバムで、後見人であるウェイン・ヘンダーソンが本作でもプロデュースを担っている。
1stアルバム『Dust Yourself Off』から既に、若手の新人バンドとは思えないような洗練を身に纏っていたバンドだが、2nd『Accept No Substitutes』を経て本作ではいよいよ洗練極まった印象。マーロン・マクレーンのハードなギターが唸りをあげる曲もあるが、泥臭さのようなものはほとんど感じられない都会的なファンク/ジャズ・ファンク・サウンドを聴かせてくれる。メロウやラテン/ブラジル要素も散りばめられ、同時期のアース・ウィンド&ファイアあたりとの近似性も窺える。ジャケットの印象も含めて、ポップで爽快な完成度の高い良作。

アルバム・タイトル曲「Joyous」はシャープなリズムのアーバン・ジャズ・ファンクでコレは相当にカッコいい。曲終盤にはマクレーンのギター・ソロが火を噴き盛り上がる。「Let Me Be The One」はストリングスが旋回するブライトなファンク・ダンサー。ポップに弾むミドル・チューンの「Only You」、「Can't Turn You Loose」はグルーヴィーなファンク・ナンバー。
「Sassafras Girl」は涼やかなブラジリアン・ジャジー・メロウで気持ちイイことこの上なし。ジャジーなピアノの冒頭部分に導かれて心地よく揺蕩うようなメロウ・グルーヴ「Tune In」、バウンシーなダンス・ファンク・チューン「Dance To The Music」、ラストの「Selim」はアグレッシヴに攻めるジャズ・ファンク。