break dance electric boogie
Break Dance (Electric Boogie) / West Street Mob
 Sugar Hill '83 

シュガーヒル・レコーズのオーナー、シルヴィア・ロビンソンの息子、ジョーイ・ロビンソンJr.率いるウェスト・ストリート・モブの2ndアルバム『Break Dance(Electric Boogie)』。
1stアルバム『West Street Mob』は、そのジャケットに写っているとおり一応3人組グループという体裁ながらも、実質的にはジョーイのソロ・プロジェクト的な性格の作品ではあったが、この2ndでは更にその傾向は強まっているよう。ジョーイ自身が歌っていると思しきヴォコーダーが大きくフィーチャーされているのも前作との違い。
このタイトル、そしてブレイク・ダンスとグラフィティのジャケットから分かるとおり、ブロック・パーティーを盛り上げるオールド・スクールのヒップホップのトラックのようなファンク・サウンドが盛りだくさんな作品で、タルいバラード曲も多かった1stアルバムよりもこちらの方が断然楽しめる。おそらく本作もシュガーヒルのハウス・バンド、ダグ・ウィンブッシュやスキップ・マクドナルド、キース・ルブランといった面々がバックアップしていると思われるが、彼らの太く歯切れのいい演奏はホント最高だ。

都会的なアレンジが光るアーバン・ファンク・ダンサー「Got To Give It Up」からアルバムはスタート。終始ヴォコーダーで歌うエレクトリック・ブギー・ファンク「Let Your Mind Be Free」、これもヴォコーダー使いのスライ「Sing A Simple Song」のエレクトロ・カバー、ナスティーな女性ヴォーカルにヴォコーダーがフックで絡む「Ooh Baby」はゴリゴリのベース・ラインが強力なパーティー・ファンク。
「Rock The Party」はシュガーヒルらしくワサワサと盛り上がるパーティー・ファンク・チューン。「Simon Says Dance」はパーカッションとエレクトリックなシンセがGo-Goにも通じるファンク・ナンバー。ラストのアルバム・タイトル曲「Break Dance - Electric Boogie」は、インクリディブル・ボンゴ・バンド「Apache」のドラム&パーカッション・ブレイクとホーンをループしたオールド・スクール・クラシック。

どうやら翌84年には、本作からの4曲+新たに4曲を加えたアルバムが似たようなジャケットでリリースされているようで、そちらも聴いてみたいところ。